Sさん(町屋教室/40代/女性)・その2

 

あっという間の4年間・・・

はじめてのSkypeお稽古

続けていけるかな?の不安な気持ちもあった入門から、あっという間に4年が経ちました。

これまで、紆余曲折ありましたが一層唄と三味線が楽しくなり続けています。


最初の課題曲が終わり、2曲目これがとにかく出来なかった・・・
先生の丁寧なご指導の中、頭では分かっていることが出来ないそれは「唄」でした。
最初は三味線の構えから難しく、ましてや弾きながら唄なんてという気持ちでしたが、

三味線を弾くことは慣れと練習を重ねれば、それなりに形になりましたが

もともと苦手な「唄」の壁が高かったのです。
3ヶ月、4ヶ月過ぎてもクリア出来ない箇所に悪戦苦闘、

それはもう先生が「お稽古が嫌にならないかしら」と心配されるほどに!
そこで一回気持ちを変えるために違う曲をやりましょうとご提案頂き、

次に進んだところ不思議なことにトントンとクリアすることが出来ました。
その後に、もう一度出来なかった曲を弾き唄いしたところ、唄えたのです。
「こういう事もあるのよ」と先生。
悪戦苦闘の期間が端唄の唄い方を理屈だけではなく、

感覚として分かり始めたきっかけだったのかもしれません。
このターニングポイントは、何回もやってくるのですが、

やれば出来る!の気持ちと楽しさに繋がって今に至っています。


そんな不器用な私ですが、Skypeお稽古にも挑戦しました。
直接対面のお稽古に慣れているので、

画面越しの先生と一緒に弾き唄いが出来ない状況でのお稽古にドキドキしながらのSkypeお稽古です。
画面こちら側で一人、自分の問題点がはっきり分かります。音やツボ位置の悪さ、唄のズレなどなど。
しかし、画面を通して先生がしっかり問題点をお手本や紙に書いてご教示して頂けたので、

いつものお稽古とは違った分かりやすさもありました。
Skypeは慣れと思いましたので、緊急時や外出できないとき、

状況に応じていつでもお稽古して頂ける選択肢があるのは、長く続けていく上でとても助かります。


良い先生に出会え、山あり谷あり越えれば楽しく、会社人間だった私の頭の切り替えになり、

端唄によって人生が豊かになったと感じています。